「大将」になる人のための早見ガイド

まくら投げ大会

ナゲル
まくら投げにおいて「大将」は重要なポジションだ!初めての人はぜひ参考にしてくれ!

    まくら投げのチーム構成

  • 大将・・・1名。チームの要
  • リベロ・・・1名。飛んでくる枕を掛け布団でガードする
  • 選手(アタッカー)・・・3名。枕を投げて相手を就寝に追いやる
  • サポート・・・1~3名。自陣に枕を運び入れる

大将の基本ルール

  • 大将が当てられたらそのセットは即終了、負けとなる。
  • 大将は試合開始時、畳上に敷かれた布団に寝た状態となり、主審の笛の合図で起き上がり試合を開始する。
  • 大将は残り時間が30秒になるまでは、大将移動エリア(図面参照)から出てはいけない。なお、まくらを投げる行為やまくらを回収する行為の際に大将移動エリアより前に出ることは出来る。
  • 大将移動エリアは、残り時間が30秒となった際の「リベロ終了」のコールと同時に消滅し、競技エリアの畳上であればどこでも動くことが出来る。

『先生がきたぞォ~』コール時の大将の動き

味方のサポートが『先生がきたぞォ~』コールをした場合

  • コールしたチームの大将は、主審の笛の合図後、敵陣(サポートエリアも含む)にあるまくらを回収することが出来る。
  • 副審が、コール後の主審の笛の合図から10秒のカウントダウンをするため、その間、まくらを回収することが出来る。
  • 10秒のカウントダウンが終わるまでに自陣に戻れなかった場合は、そのセットは負けとなる。
  • まくらを回収する際、投げ込みでの回収をしてはいけない。
    (回収したまくらは自陣まで持って運ばなければならない。)

相手チームが『先生がきたぞォ~』コールをした場合

  • コールされたチームの大将は、主審の笛の合図で、自陣の畳上に敷いてある布団で寝たフリをする。
  • 10秒のカウントダウンが終わるまでに布団に寝ていない場合は、そのセットは負けとなる。
  • 両チームの大将が、10秒のカウントダウンが終わるまでにそれぞれの行為(自陣に戻る、布団に寝たフリをする)が出来ていない場合は、そのセットは引き分けとする。
  • 10秒のカウントダウン終了で副審が笛を吹くため、この笛の合図で試合を再開する。
  • 「先生がきたぞォ~」コールから試合再開の笛の合図までの間は、試合時間は止まる。

大将が注意すること

まくら投げ大会では、相手の枕にヒットする以外でも、大将が即失格となってしまう場面がよくあります。大将が失格になると即セット終了ですので、ここでは最低限気をつけたいポイントをピックアップしました。

相手の「先生が来たぞー」コールでは布団で寝る

相手チームのサポーターが「先生が来たぞー」コールを使った場合、大将であるあなたは自陣の布団で寝たフリをしなければいけません。しかし、突然やってきたコールに意表を突かれ、咄嗟に味方の選手と同じくその場でしゃがんで待機する大将をよく見かけます。審判に見つかったら即失格です。

相手の「先生が来たぞー」コールで枕を拾いに行かない

嘘みたいですが、相手チームの「先生が来たぞー」コールなのに、本来寝たフリをするべき大将が意気揚々と枕を拾いに行くことがあります。目立つのでとても恥ずかしい上に即失格です。

「先生が来たぞー」コールで枕を拾いに行ったら必ず帰ってくる

嘘みたいですが、相手陣地に枕を拾いに行ったきり帰ってこない大将もいます。正確には10秒のカウントダウン以内に戻ってこられないということですが、体力を消耗してフラフラであったり、もう一個、あと一個、と欲張ってしまったがために制限時間がきてしまった事例です。目立つのでとても恥ずかしい上に即失格です。試合後もしばらくイジられます。

自分から畳の外に出ない

嘘みたいですが、前から飛んでくる枕に意識が集中しすぎて、枕を避けているうちに自分から畳を出てしまうことがあります。これは初心者だけでなく、経験者でもつい畳から落ちてしまうくらい、本当によくあります。試合開始後3秒で失格になった私が断言します。

大将の秘訣・キーポイント

まくら投げ大会の出場経験をもとに、大将の秘訣を伝授します。

リベロとの連携を密にする

大将が当てられたら一発アウトです。そのため、唯一防御のできる味方のリベロとは常に動きの連携をとり、攻防ができる体制を作りましょう。特にまだ経験が少ない初めのうちは攻めすぎず、リベロの後方に隠れて狙撃する「スナイパー」がおすすめです。事前に作戦を立てて実践し、修正をしながら自分たちなりの勝ちパターンを見つけましょう。

セットごとに大将のメンバーチェンジをする

常に狙われている大将は体力を消耗しますし、試合が長引いてあと大将だけとなってしまった場合、避ける・投げるを一人で行うことになります。枕投げは1セット2分ですが、仮に時間いっぱいで決着が着いた場合でもすぐに次のセットが開始されるため、同じ人が大将になっていると疲労が蓄積してフラフラになってしまうのです。そこで、パフォーマンスを最大にするために、セットごとに大将を交代することをおすすめします。交代の候補としては、体力を温存しやすいサポートかリベロのメンバーがいいでしょう。