「サポート」になる人のための早見ガイド

「サポート」になる人のための早見ガイド まくら投げ大会

ピローファイター ナゲル
ナゲル
強いチームには必ず優秀な「サポート」の存在がある!圧倒的な支援力でチームの勝利に貢献しよう!

    まくら投げのチーム構成

  • 大将・・・1名。チームの要
  • リベロ・・・1名。飛んでくる枕を掛け布団でガードする
  • 選手(アタッカー)・・・3名。枕を投げて相手を就寝に追いやる
  • サポート・・・1~3名。自陣に枕を運び入れる

サポートの活動エリア

全日本まくら投げ大会 競技エリア詳細イメージ図

  • 試合開始前は、競技エリア外の畳の上に正座をして待機。
  • Aチームのサポートだった場合、移動できるのは上の図の黄色い範囲のみ。
  • 回収した枕を味方のコートに戻すときは、必ず競技エリアの後ろから行う。両サイドからは戻せない。

サポートの基本ルール

  • サポートは試合開始時、競技エリア外の畳(1畳)の上に正座をした状態から始める。
  • サポートは自陣の競技エリアの外側に配置し、自陣競技エリアから出た枕(自陣の畳の縁に掛っているものも回収可)を回収し、指定の位置から自陣に戻す。競技エリアには入れない。
  • サポートは競技エリア内の選手に触ることは出来ない。触れた選手はアウトとなる。例えば、サポートが競技エリア内の選手が外に出ないように支えたりした場合も同様とする。
    また、その後も改善されない場合は、そのセットは負けとなることもある。
  • サポートは「先生がきたぞォ~」コールをすることが出来る。

「先生がきたぞォ~」コールについて

  • サポートがコールすることで、味方の大将が敵陣(サポートエリア含む)に落ちている枕を回収しにいくことができる。
  • 各チーム1試合につき1回だけコールすることができ、1セットの中でコールできるのは、どちらかの1チームだけ。(Aチームがコールした場合は、そのセット内でBチームはコールすることができない。)
  • コールはサポートのうちの1人が行うこととし、デジタルタイマーの前に置いてある拡声器を使って、大きな声で「先生がきたぞォ~」とコールする。
  • コールがあった後に主審が笛を吹くため、この笛の合図で、両チームの生き残っている選手・サポートは持っているまくらをその場に置く。
  • 両チームの大将以外の生き残っている選手(リベロ含む)は、先生に見つかったという想定でその場に正座する。ただし、サポートはその場で立ったまま待機する。

「先生がきたぞォ~」コールの注意点

  • セットの残り時間が30秒となったら、そのセットは両チームとも「先生がきたぞォ~」コールをする事ができない。
    ※残り30秒で主審が「リベロ終了」のコールをするため、そのコール以降は「先生がきたぞォ~」コールは出来ない。

サポートが注意すること

「先生がきたぞ」コールは必ず大きい声で行う

サポートだけが使える「先生がきたぞ」コール。せっかくの特権にもかかわらず、恥ずかしいのか小さい声で行使するサポートが多く見られます。一応、拡声器は用意されているものの、地声が小さいため合図が聞こえず、味方を含めて誰も気が付いてないなんてことも。1試合に1度しか使えない有利な技なので、味方チームの大将をはじめ、全員に伝わるようはっきりと大きな声で叫びましょう。

サポートはできるだけ3名で臨む

サポートの人数は1~3名となっており、もしチームメンバーが足りなければ1名だけでも試合は可能です。しかし、1名だと負担が大きく、枕を回収する効率も悪くなります。そのため、できる限り3名体制で臨めるようにメンバーを集めましょう。

サポートの秘訣・キーポイント

サポートはただ枕を運び入れるだけではなく、実はとても重要な役割をもっており、強いチームほどサポートがいい仕事をしています。このポジションにしかできない秘訣を伝授します。

相手チームや試合状況を観察し仲間に情報を伝える

サポート最大の役割といっても過言ではないくらい、心強い支援が情報伝達です。ほとんどの場合、試合中の選手たちは、目の前にいる相手チームの対応で精一杯になります。そんなとき、相手チームがあと何人残っているか、相手の大将がどこにいるか、残り時間があと何秒なのか、といった最新情報を声で伝えてくれるだけで、選手たちは落ち着いて試合運びを考えることができるようになります。

先にあげた例のほか、次のような情報も役立ちます。

  • 相手チームにある枕の数
    =少なければ攻撃される頻度は少ないと判断し、冷静に次の手を考えることができる。
  • 味方チームの残っているメンバーの名前
    =後ろを振り向けないリベロに対しての情報。人数で伝えると相手チームにもメリットになるため、あえて名前で伝えるのがポイント。

このほかスポーツ観戦の声援としてベタな、「落ち着いて!」「ナイス!いいよ!」などの声出しも、とても心強くて有効です。

相手チームのアウトを審判に猛烈アピール

味方の選手たちだけでなく、審判に対しての情報伝達も有効です。まくら投げ大会は1試合につき、主審1名・副審1名・審判3名の、計5名の審判が付きますが、試合中は10個の枕がビュンビュン飛び交い、また選手たちも激しく動き回るため、どうしても時々アウトを見逃してしまうことや、死角になっているところでの微妙な判定でセーフとなる場合もあります。
それが味方チームの場合はラッキーですが、相手チームの場合はサポートが率先して審判にアウトを主張しましょう。必ずしも判定が覆るわけではありませんが、死角での微妙な判定だったときは判断材料のひとつになると思います。ただし、審判への主張は完全にヒットした場合、確実に相手がアウトになった場合にのみすること。本当は当たってないのに当たったとアピールするなど、悪用してはいけません。

味方の選手が拾いやすい位置に枕を投げ入れる

競技エリアから外れた枕を回収し、味方の陣地に戻すのがサポートの仕事ですが、その戻し方にも一工夫を。まだ味方の人数が多い試合序盤はいいのですが、後半になってくると、リベロと大将だけしか残っていないこともあります。そんなときに大将から遠い位置に枕を置いてしまうと、取りに行く途中で相手チームの集中砲火を浴びる、なんてことにも繋がります。味方が受け取りやすい場所に戻してあげることを常に意識しましょう。

大将が疲れていたら次のセットで交代を提案

相手チームとの死闘で試合が長引き、大将に疲労が見られる場合、次のセットでサポートと大将のポジションを交代するのも有効です。大将のパフォーマンスを最大に保てることや、メンバーチェンジによって相手チームへの撹乱にも繋がります。

 

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